せか中。感想。

原作者がなんでこんなに騒がれているのかわからない。っていってたのを思い出した。
確かに、結構ありきたりで特筆するようなストーリー展開はないと思った。

騒がれている頃にいろいろなところで感想を見たりした。

彼女と最期のときまで一緒に過ごせたのだからよい。事故で何の前触れもなくいなくなった俺よりは。

というような感想もあった。

個人的には最後の終わり方はあまり好みではなかった。
「後片付け」という言葉も好きになれなかった。

しかし、思い出を残すために何かに刻んでおく事はとても必要だと思った。
思い出はいつまでも残るようで徐々に曖昧になり、消えていってしまう。

私は写真などに写ることがあまり好きではない。というのも自分に自信がないから。
自分自身の容姿があまりすきではないから。

自分の写真を残すくらいなら気の知れた仲間の写真を残しておきたい。そんな感じ。
でも、この映画を見て少し思った。少しでも自分に自信が持てるようになって、記憶を刻んでおく事ができるようにしようと。

全体の感想としては、前半がよかった。後半はあまり好きではなかった。亜紀が死んでしまうあたりまで。
特別感動する内容ではなかったけど、考えさせられる内容であった事は確か。
シナリオ自体はそんなに対した事ないと思う。でも、テープに残された声でかなり印象が変わっていると思う。
このテープの声がこの映画の最大の感動ポイントなんじゃないかなと思った。

最後に。販促の「奇跡の・・・」とかどうでもよい。もう少しまともな販促をした方がいいと思う。
安っぽく聞こえる。

ーー

微妙に気になったこと。

亜紀が倒れて父親に車で運ばれていくシーンで、父親の車は年代相応だが駐車場に止まっている車が少なくとも80年代後半の車とは思えないものがあった。ずいぶん大きく映ってたけど、監督的には何ら問題がなかったのだろうか?

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